12/21

 例の記事で人が増えているうちにいくつか。
 まず僕がこのサイト「かまくら」を長いこと更新してなかったせいで「雪男はネットから消えてた」みたいに時々言われてしまうんですが、活動はしてました。何をやっていたのかというと主に二つです。

「雪男の読書記録」
「雪男のFM2017プレイ日記」

 前者は主にラノベ中心の書評、後者はFootball Managerというサッカーの監督をリアルにマネジメントできるPCゲームで、サッカーファンでシミュレーションゲームファンなら間違いなく中毒になる神ゲーのプレイ日記です。どちらもそこそこ長い時間やってるうちにその狭い界隈ではそれなりに読まれるサイトになりました。ネットから離れていたわけではなく趣味のサイトに移っていただけです、消えてた人扱いはなんかやなのでそれだけは説明しておかせてください。そしてこの場を借りてちゃっかり宣伝もさせていただきたく。FMという神サッカーゲームの存在を一人でも多くの人に知ってもらえたらそれだけで僕があの同窓会に出てきた意味が生まれるというもの。あくまでも趣味のサイトなのでかまくら本体と合流させるつもりは今のところない(あっちで作った読者をかまくらに連れてきたくはない)けど、こっちから人を流す分には全然かまわないというかむしろどんどん流れていって欲しいと思う。まあ要は、興味あったら覗いてみてねってことです。

 あと最後に、せっかく「テキストサイトって何?」という若い読者が迷い込んで来てくれている状況なので僕がむかし書いた「あの頃テキストサイトと」というテキストをひとつここで自薦させてください。1998~1999年にホームページをやっていた若者達がどんな感じだったのかを僕の実体験から書いた、ショートテキスト連作小説形態の自伝物語です。全二十章できれいに完結しています。書いた当時はほんの少しだけ注目してもらえたんだけど、この小説の風俗史的な価値と内容の面白さの価値からしたら今の認知度はあまりにも低すぎると常々思っていたのです。テキストサイトって何という若い人にこそぜひ読んでもらいたいです。よろしくお願いします。

12/20

 えー、緊急更新です。直ちに釈明をせねば我が雪男家が崩壊しかねない、まさに未曾有の危機でございます。

 そもそもの事の発端は、既に見てくれた人も大勢居るはずの(というか、ほとんどそっちから来た人ばかりでしょう)「インターネット古参が泣いて喜ぶテキストサイト同窓会やってみた」という企画に呼ばれたことに始まります。キリンビールがスポンサーだからタダ酒が飲めるという甘い誘惑に乗ってしまい、いつものノリであることないこと色々喋ってしまったのが運の尽き。今日発表するよーと言われてさてどんな風にまとめてもらったのかな、と思って見たら…

雪男「でも実際、テキストサイトやってた頃ってモテたんで、女の子とデートとかけっこうしましたよ」

 うおぉいこのクソヨッピー!! てめえ俺が17年かけて築き上げた非モテキャラを一瞬で破壊するような台詞を捏造しやがって!!! キリンビールがあまりにも旨すぎて俺の話ちゃんと聞いてなかったろ!!(スポンサーへの配慮は忘れない)
 いや、まあ誤解を招くような発言をしてたのは確かに僕なんですよ。捏造はちょっと言い過ぎた。僕はヨッピーさんがネットの時代の捻れから生まれた虫だなんてこれっぽっちも思ってませんし、人の話をうろ覚えのノリでまいっか載せちゃえ的に適当に書くクソライターだなんて考えたこともありません。きっと僕の話も要約したらそうなってしまっただけであると信じています。ただ上記の発言におけるデートとか「けっこうした」の部分はすぐにでも訂正しないと、くだんの記事に辿り着いた嫁さんから私が拷問を受ける羽目になる。それだけは勘弁。膨大な過去ログのどこで発言したかは忘却の彼方ですが、確かかつて一度デートをした回数を発表した事があったしこの同窓会の場でもはっきり回数は言いました、それは間違いありません。だって自分の命がかかってることだもん。もう一回繰り返しますが私が女子とデートをした回数は「5回」で、その5回目の相手が今の嫁です。それ以降は嫁以外とデートしたことは一回もありませ…いや、一回したような…それが嫁にばれて「もうしない」と約束したような…うっ頭が

 話を元に戻しましょう。5回(6回?)を「たったそれっぽっち」と捉えるか「けっこう」と捉えるか、これは確かに見解が分かれる。今やネットを司る神であられるところのヨッピー様が「けっこう」と解釈したんならもうそれでいいや(逆らったら消されちゃう><)、と思うのでこのことはもういいです、言い訳も一応できましたし。藪をつついて蛇を出しただけのような気も若干しますが。まあでも本気で彼女を作りたくてデートした4回はことごとく駄目だったんだから、モテるモテないでいったら「モテない」でいいんじゃないでしょうか。あの時代はモテなくても根気さえあればワンチャンあった。そういう意味では良い時代を生きれたな、とは思いますけどね(取材写真を意識した微笑みで)
 で、次の問題発言。

雪男「あ、俺も健さんと仲良いのをダシにして女の子と仲良くなった事ある」

 うーん、これは…マジだからうまくごまかせない。同窓会の場でも詳細は喋ったんだけど割愛されちゃってるからもう一回言う、昔屑デスというオタクイベントで僕のファンだからわざわざ来てくれたというすごい可愛い子に対して「後一押し何か俺自身の価値を高める言葉が欲しい!」と強く願った時、俺の内なる邪精霊が「力が…欲しいか…?」と問いかけてきて「欲しいです…!」と身を任せたら「あとさ、俺サムライの健さんともマブだし」という言葉が勝手に口をついて出てきたことは史実でありこれは認めよう。実際はその時点で健さんとはまだ会ったこともありませんでしたごめんなさいごめんなさい。でもまあ同窓会の席の話だし時効だよね!

 いやしかし、ほんとに面白い同窓会だった。スポンサー付きで悪口と下ネタを書けない制約の中であの捻れ虫…じゃないヨッピーさんも良くうまいことまとめたなとは思うけど、でもあの記事は現場の面白さの半分も引き出せてないと思う(それはヨッピーさん自身半ば認めてるみたいだけど)。俺もほとんど人の悪口(特にワタナベさんの)と下ネタしか言わなかったんで発言ほとんどカットされたしそれは別にいいんだけど、結構面白いこといっぱい言ったのよ? 次は制約のないフィールドでまたやらせてもらえるならぜひやりたいね。ワタナベさんの悪口もまだまだ全然言い足りないし。ということで記事から辿って来てくれたかたも久しぶりの更新を見に来てくれた人も拷問方法に頭を悩ませているであろう嫁さんも、皆さんどうもありがとうございました! これからは健さんでなくて「俺ヨッピーともマブだし」で女の子と仲良くなろうと思います!(なれんのかなあいつで)